夜が長すぎて耐えられない
夜の長さが耐えられない。
社会人には激昂されそうな一文だが、曲がりにも療養中の身、許して欲しい。
朝起きる。筋トレをする。本を読む。映画を見る。集中力がないので途中で諦める。食事をする。本を読む。少し映画の続きを見る。飽きる。
そんなこんなをしている内に外が暗くなってくる。
自分ではどうしようもない、鬱への根源。暗さ。
コロナは引きこもるに良い大義名分を与えてくれ、自己暗示にもうってつけな理由となったが、外に出ることのない日々も強制してくる。
そうこうすると夜はやってくる。気鬱な時には永遠とも思える、長い、長い、夜。
明けない夜はないなら、沈まない日もない。
早寝早起きをするようになった。
夜の長さが理由ではないが、かつてのように日が昇るまで寝られないなんて状態、想像するだけで気が狂いそうだ。
日中にやるべきことがある人間には夜は短すぎる。
一日中やるべきことがない人間には夜は長すぎる。