直截の時間(募集中)

気ままに書きます。勉学(課題の超過)によって停滞する可能性あり、タイトルは募集中だし良いのがあれば変える。

今年の良かった出会いを羅列してみる

全部出会った時系列です。諸々編は適当です。

1万字以上あるのでもはや私のためだけの備忘録です。

画像はありません!!

 

 

諸々編

パンチョのナポリタン

ココスのドリンクバー

TEACHER'Sのハイボール

KinKi Kidsへの出戻り

堂本剛東大寺ライブのSESSIONのヤバさ

好きピへの告白成功

高松に日帰りうどん旅×2日

洞川温泉の23畳あるこたつ付きの温泉旅館

4クママンガの変な顔シリーズ

コロナ明けで初めて行ったライブとなったENDRECHERIとその余韻と勢いで見に行ってしまったKinKi Kids

ラムシュタインへの出戻りPt. 3

京都で見つけた最高の深煎りコーヒー

昆布出汁つけ麺

ボイチャへの入り浸り生活のスタート〜そして永遠の彼方に〜

お絵描きスタート

神戸布引ハーブ園のふたっりきりで滝や夜景を眺められるゴンドラとドイツビールとアロマのテイスティング

squidのノイズインプロ

ゲルハルト・リヒター

TOEIC905点

サーバーから自分で注ぐ量り売りのクラフトビール屋さんとそこで食べたカリーブルストと牛肉のビール煮込み

水星の魔女の鑑賞会

誕生日に行った自宅から2時間ぐらい歩いたところの池のある公園とその近くの住宅街の奥にある無国籍カレー屋さんのチャイと小学生以来のひっつき虫との格闘

好きピに教えてもらった人気のない駅ピアノとその周り

意識の高さに敬遠していた牡蠣出汁のイクラの乗ったラーメン

自分で描いたディッキンソニアと化した好きピ

ハッピー障害児ガールズ

 

 

映像編

『DAU.退行』

色々暴力的だが根本は凄い丁寧で知性的。

 

『怒りの日』

画面に迫り来る気迫が凄い。

 

『クライ・マッチョ』

男は男らしさを一生反省することが逆説的に男らしい。画面が緩いと批判されているが個人的にはこれぐらいでいいと思う。

 

『按摩と女』

ほんわかとした古典的名作。

 

『ドライブ・マイ・カー』

タバコ吸うタイミングが物語的にも観客的にも気持ち良い。

 

『ハウス・オブ・グッチ』

アダム・ドライバーレディー・ガガの品性のない後背位を撮る80越えの爺さん。

 

戒厳令

ショットが良いというやつが終始続いた。

 

『音楽』

ヤンキーの青春はこれぐらいが良い。

 

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

一番大事な瞬間に手紙は役に立たない。本当に伝えたい時に言葉は喉につかえて出てこない。大号泣。

 

『乱れる』

最後のショットが全て。

 

ニーチェの馬

最後に電気が消えるタイミングで地震が起きてこのまま世界が終わるのだと本当に恐怖を感じた。

 

江分利満氏の優雅な生活

この軽薄かつ面白い演出が癖になる。

 

『英雄の証明』

いつも絶妙にしんどくなるファルハディ監督の悲劇性。デートで見た補正もあり。

 

『アネット』

アダム・ドライバーが演じる人物からこぼれ落ちるあの非言語的情動とスパークスの音楽とカラックスの作家性が溶け合っている佳作。カラックスファン的には微妙だろうな。

 

『TITANE』

さすが『RAW』の次回作ということで、女性としての己の肉体への不快さを徹底的に暴力的に車にレイプされるという仕掛けで描いてくる気迫にノックアウトされた。カンヌの最高賞を取ったことでポリコレと映画的面白さの釣り合いが示されたのが個人的には嬉しい。

 

天使のたまご

私もこの街歩きたい。

 

『ニューヨーク、ジャクソンハイツをようこそ』

評判から勝手に想像していたカメラワークと演出そのままだったのが個人的には嬉しかった。

 

湖のランスロ

数日前に道を渡るのに首を左右に振り、今の自分、ブレッソン作品みたいだなと思った。

 

二十四の瞳

岩井俊二の『ラストレター』の創作動機(3.11後の復興に必死で泣くタイミングを失った人たちとのレクイエム)に重なる、やっと人々が過去を泣くことができた瞬間を目撃してもらい泣きをした。

 

ホーリー・モーターズ

楽しかったけど、悲しいよ。

 

トゥモロー・ワールド

号泣した。ただ号泣した。

 

『ヒッチ・ハイカー』

アマプラでほとんどレビュー数のない映画もこういう傑作がゴロゴロしていることを再確認。

 

ゼロ・グラビティ

もう泣いた。それ以上を言うことは作品に失礼だ。

 

ドラえもん のび太のワンニャン時空伝』

惑星を救えないこの切なさに号泣した。やはり自分は大山のぶ代ドラえもんです。

 

アメリカン・ヴァルハラ

映像に美意識のある音楽ドキュメンタリーを見て興奮した。

 

『kokorono』

パワハラバンド練。

 

ゆきゆきて、神軍

今まで見てきたドキュメンタリーで一番面白かった。

 

『コーヒー&シガレッツ』

閉館する映画館で見たのもあって、最後のエピソードは、切ない。

 

『FAKE ディレクターズ・カット版』

佐村河内守は耳が聞こえなくて曲が作れるというオチ。

 

『ウエスタン・スターズ』

ブルース・スプリングスティーンアメリカに対するナイーブな感性の美しさ。

 

『ザ・ミソジニー

明確な傑作ではなくこういう映画を見るために生きているみたいなところがある。

 

『映画 けいおん!

やっぱり山田尚子監督はどこか無常でその残酷さが美しい。

 

エルミタージュ幻想

祭りの後は高揚と余韻と切なさと虚しさが入り混じる。

 

『裏窓』

映画好きというならまずこの映画の描く加害者性を知るべし。

 

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

「終わった」。最高のラストカット。

 

ファンタスティポ

ゴダールに憧れる人がアイドル撮ってパチモン作った出来が一周回って良い。

 

ミスター・ノーバディ

複数のパラレルワールドを収束させることなく交錯させる。ポストモダンの言説はまだモダニティを湛えているのではないか。

 

『恋の昼下がり』

ロメール作品はアンチモラルでも映像が平穏にしていたが、この作品は留まってなくて草生えた。

 

『グリーン・ナイト』

「首と共に去れ」。

 

『ケイコ 目を澄ませて』

やっぱりこういう素朴さから色んな意味を滲ませる作品が好き。

 

『ハズバンズ』

最高〜。

 

『マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン

家族の関係性と駄作を作る恐怖、そしてホドロフスキー

 

『心霊マスターテープ-EYE-』

「撮る」ということへの加害者性を追求したホラー。死体を見たリアクションがマジモンな感じでトラウマ。

 

『モダンラブ・東京』

黒沢清回と山田尚子回を見ていつもの感じに安心。

 

『Sonny Boy』

思うことは色々とあるが、自分が好きであるということより「今のアニメにおいてもこういう作品があってもいいんだ」というシンジ君的感動を覚えた。

 

獣王星

出来はよくないが堂本光一の声優としての上手さを聞けたので良かったです。

 

平家物語

山田尚子監督の真髄。無常さこそ日常系の底にあったものである。

 

リラックマと遊園地』

「人間の話が多い」「ほのぼのとしていない」と前作から悪評は続いているが、そもそもに不法侵入してきた着ぐるみを愛でてきた我々ってなんなんでしょうね。トリさんは飛べて良かったね(?)。

 

サイバーパンク エッジランナーズ

エッチなランナー。

 

たまこまーけっと

珍しく北白川たまこという一キャラクターの全てに引き込まれた。OPのスカートのひだを考えた山田尚子監督に全部振り回された。

 

たまこラブストーリー

年納めに見るので今の時点では見てないけどどうせヤバいんでしょ。

 

 

読書編

『何もしない』ジェニー・オデル

何もしないと言いつつ、ネオリベ的なこと以外をするという話ではあるが、動植物に詳しくなりたいなとは思う。

 

『夜更けの川に落葉は流れて』西村賢太

石原慎太郎と並んで、あまりにも遅すぎる望まれた死を今年果たした彼の特に碌でもない話。

 

核武装論――当たり前の話をしようではないか』西部邁

複数のフレームワークを同時並行に使いこなす人なので、自分が理解したのは虹の中の一色をその全体と思い込むような過ちの考えかもしれないが、核による北朝鮮と中国への威嚇という汚い仕事をアメリカに代行させていることへの批判は確かに護憲派の人にも刺さる指摘だと思う。一方で現行の保守政権に核保有は任せられないという自らが保守であるからこその身内への厳しい態度には信頼が持てる。

 

『ルポ プーチンの戦争』真野森作

クリミア併合の「住民もロシアに帰属したがっていた」という釈明も案外出まかせではなかった、ウクライナの情勢の不安定さを知ると、プーチンの被害妄想的振る舞いは多義的な意味合いを持ち出すように思える。もっと言うと小泉悠氏の著作も読むと軍部と分離させてプーチンの暴走は説明できないようにも思った。

 

『9条入門』加藤典洋

憲法の成立において9条がどういう経緯で成立したかが分かる歴史書マッカーサーの大統領選挙を視野に入れたパフォーマンスとしての日本の非武装化は笑えない。筆者は相手が同じテーブルに就く前提の相互主義による不戦憲法を取り上げているが、日本ではあまり知られていないがゆえに、ガチガチの護憲派と好戦的な改憲派が二極化されているようで、中庸という言葉を考え直したい。

 

『自由という牢獄――責任・公共性・資本主義』大澤真幸

他の著作で人の死んでる事件を精神分析で批評していてちょっと引いたのだが、この本の責任論にはずっと探していた答えを見つけた気がした。幼少期に浴びる根拠なき絶対的肯定が責任感を持つ主体の形成に必要であるという話は残酷であり、だからこそそういった人生を歩めなかった加害者への視野狭窄な批判と、「犯人にも止むを得ない事情があって」という全面的な擁護にはNOを突きつけたい。

 

『加害者臨床の可能性: DV・虐待・性暴力被害者に責任をとるために』A.ジェンキンス

DV更生の先進国であるカナダの治療例を読むことができる加害者理解に重要な一冊。もともと自分に加害者的気質があるのと、被害者マウンティングにかかりきりで自分の加害性を無視してSNSで怒っている人に不信感があったからこそこういう本を読んでいるのだが、治療に訪れることに同意してさえそのほとんどが相手に責任があると本気で思い込んでいて、二度と暴力なんてしないから早く相手に会わせてほしいと請願していたりする人たちも少なくなく、この人たちを闇雲に叩いてブラックボックスに入れてその後は見ないふりをして何が起こるか、想像したこともないのかという結局は井戸端会議以上の域を出ないSNSの議論への憤りが湧く。ネオリベ的文脈で認知行動療法を批判している人文系の人が多かったり自分自身そういう対象でありながら一切効き目を感じなかったり、更に言うと私の好きなバンドのラムシュタインのボーカルが心理療法で友人が別人格になって帰ってきた経験からサイコセラピーを批判して逆に炎上したりで、こういう治療にはあまり乗り切れないところがある。ネオリベ的な叩かれをされていることに(CiNiiで数百本の論文を漁った限り)反論があまりされていなかったり、私みたいな認知の歪みとは逆に認知の方向性が拡散されすぎてどの認知を自分のものとするかが決まらず不安定な人間への対処法がなかったり、人の思考を変えるレベルの治療は倫理的に思うところはないのかであったり、悪口は割とある。であるとして、じゃあ暴力や暴言を振るった人間がそのままであることを望むのが哲学のやることか?という言葉をこねくり回すだけの人たちへの不信感も出てきてしまい、緊急回避的な治療を否定するような人は別にお呼びでない、という感情と共に最近は加害者治療を考えている。

 

『刑務所処遇の社会学』平井秀幸

刑務所での服役者への社会的な取り扱いの歴史から、やはりネオリベのコストパフォーマンスの観念が現行の思想であるということが分かるとともに、人文系の認知行動療法への批判を検証してそれを跳ね除けるということをやってのけた労作。とはいえ「認知行動療法は治療対象が社会と分断されている」という批判への反論はあんまり有効とは思えなかった。ボタンの掛け違えがどうもあるようだ。

 

『表層批評宣言』蓮實重彦

読んだそばからどんどん内容を忘れてしまったが、その表面の一回性を熱く抱き締める渾身の一冊であった。「映画の人」としてすっかり受容されてしまっているが、文学理論の概説書でも彼の革新性は説明されており、精神分析などでしたり顔で語る人間に皮肉を放つ人は半世紀前にいたのだと知って改めて嬉しい。

 

心理療法という謎:心が治るとはどういうことか』山竹伸二

精神分析マンセー認知行動療法はクソ」という言説に水を差し、様々な心理療法の一長一短を説明してくれているマニュアルのような本。もう少し薄くしてリーフレットとして厚生労働省とかが発行してないかな。

 

現代思想 2021年11月号 特集=ルッキズムを考える』

「いくらなんでも顔の良し悪しで仕事してる俳優とかを否定するのは無理だろww」というTwitterの頭の悪いオタクはまずルッキズムの定義すら知らないのである。

 

『盆踊り 乱交の民俗学下川耿史

この本を書いた時点(2011年)では場所こそ伏せてあるが祭りと乱交が一体となった場所が生き残っていたのである。ごく普通の平民が和歌を歌い合って巧かった方が茂みに連れ込むということをやっていてから1000年以上経ち、私たちはセックスをやたらめったらタブーにした結果、より一層歪なセックスで人を傷つけてはいないか?

 

『ロリータ』ウラジミール・ナボコフ

キショすぎ。奇書すぎ。母国語以外でこれを書くことが何よりも怖い。

 

『ニュー・ミュージコロジー: 音楽作品を「読む」批評理論』

クラシックにおける音楽批評だと楽譜という大きなテキストがあるためにポピュラーミュージックに手法をそのまま輸入することはできないが、ロックをめぐる批評に関する言説とはアカデミックなスキルではやっぱり比べものにならんなと感服した。自分ごととして作品を語るムーブメントはポストモダン以降の批評の共通事項なのだが、論文レベルだとロキノンさんとは別物として読むべきであろう。アドルノベートーヴェンヘーゲル性を見出して「作者はそんなこと考えてないと思うよ」の典型例を突っ走っているようで、実は時代的にヘーゲルを知っていて当然で妥当性がなくはない指摘で、欧米社会での芸術をやることと哲学を学ぶこととの連関性の強さを思い知る。

 

現代アートとは何か』小崎哲哉

何冊か現代アートの本を読んだが、この本が一番面白かった。有名どころにどういう作家がいてという入門的話をするでなく、作品が投資目的に購入されていたり批評家がほぼ絶滅して蒐集家が作品の価値を決めているといった現代アートの問題点が、当事者目線でどんどん断罪されていくのは面白い一方で、作品そのものに対しては愛情を感じる説明が多く、もっと現代アートが受容されるためにあるべき姿をぼんやりと考えさせられた。文脈に強く依存している分野でありながら、そういう知識を全く知らない人たちの歩く空間に突然発生したり、あるいは数億円もした作品が富豪の倉庫から出てこなかったり、極端すぎる世界を結びつけるようにあってほしい。

 

ドゥルーズの哲学』マイケル・ハート

ドゥルーズの概説書の中で今のところ一番好きな本。哲学書は入門書などはほどほどにとりあえず本人の著作にあたるのが一番と知りつつもこうして読んでしまうのだが、マイケル・ハートとなると完結した一つの著作としてのパワーがあり、ドゥルーズの真の敵と、なしえたかった野望をアツく語る。なぜ彼は素っ頓狂な話をし出したのかという種明かしをしつつ、その思想の先にある組織化を語るマイケル・ハートの野望は多分うまくいかないなという至極失礼な感想を抱いた。

 

『図説 クリスマス全史:起源・慣習から世界の祝祭となるまで』タラ・ムーア

日本においてクリスマスとはセックスのためのイベントであり、カップルはラブホテルに行列を作り、挙句には年中クリスマスである「リトルチャペルクリスマス」なるラブホテルまであると詳細に書かれているのを電車の中で読んでしまい、マスクで口元が隠れていることに感謝した。

 

『三体』劉慈欣

大傑作。最強。今年にあった出来事を振り返って好きピとの恋愛成就を差し置いて一番に思い浮かんだ一大イベント。『幼年期の終わり』と『罪と罰』に続いてこの人生で大きな衝撃を与えた10年ぶりの読書体験。全てはここに書かれているとともに、その瑕疵すら作品のどこかに刻まれている。内は外で外は内。ニュータイプ大谷翔平だけでなかった。

 

 

音楽編

『Dawn FM』 The Weeknd

ちゃらついた人という偏見で、こんなELOみたいなレトロフューチャーなキラキラしたサウンドしているなんて知らなかったぞ。んもう。

 

『The Boy Named If』Elvis Costello and The Imposters

コテコテメロディーにピーピーオルガン。

 

『BADモード』宇多田ヒカル

みんな「誰かが取り上げるから」とランキングに入れてなかったが自分は時系列に並べてるだけだからランクイン。参ったか。ほとんど既出曲とはいえ凄みは充分。

 

「光るとき」羊文学

平家物語』のOPと合わせて聞いてください。

 

「unified perspective (feat. ANI)」agraph feat.ANI(スチャダラパー)

マジでこれが平家物語のEDなんですか!?

 

『Ants From Up There』Black Country, New Road

情けなく叫ぶ美しさ。「このバンドは歌うのが難しい」とボーカルが脱退したのは切ないが、「幸せになってほしい」という老婆心。

 

『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』Big Thief

Pitchfork文脈の音楽に対する心のアンテナがほぼゼロだけどこのバンドは聴けるぞぉ。

 

「ベースラインやってる?」かめりあ feat. ななひら

ぶりっ子、萌えが苦手な私もそれを徹底的に「楽器化」されれば好きになることが分かった。

 

堂本光一ソロ作品

堂本剛のサブスク解禁を追いかけるように昨年の『PLAYFUL』の発売と共に全作が解禁。「Tik Tik Tik」のサビのエロチックな声を聞くとやはりボーカルとしてのスキルはガンガン上がってるなぁとしみじみ。二人ともソロライブのステージを見ても相方が横にいない物足りなさを感じさせない。ところで最初の2枚のアルバムはほぼ全曲堂本光一によって作曲されているのでお聴き逃しなく。

 

KinKi Kidsの聞き直し

曲名は忘れても再生して思いだせない曲はひとつもなかった。自分がファンから離れた後に出たアルバムは流石に簡単に頭に染み付かなかったが、逆に最新作は素直に耳に入ってきたのはなんなんだろう。

 

『Let the Festivities Begin!』Los Bichos

アレックス・カプラノスがプロデュースにいっちょ噛んでる、コロンビアの海岸の民族音楽クンビアをロックで再解釈した、クルアンビン的なバンド。

 

『caroline』caroline

ロンドンシーン、アツすぎ。

 

Queenのラスト三作

13歳に音楽にハマるきっかけとなったQueenを27歳にして聴き終える。感無量です。ティーンエイジャーの感性を失ってもなお後期のQueenのアルバムのレベルはめちゃくちゃ高いのがよく分かる。

 

『Oochya!』Stereophonics

いつも通り佳作って感じだけど、SNSでもいまいち話題にされていないので私はちゃんと言及しておくね。

 

『St. Anger』Metallica

周りの説得に押されて聞き直したらこのアルバムが『Lulu』を除くとバンド史上最高傑作であったことを認識した。

 

『Annette』Sparks

「Sympathy for the Abyss」のアダム・ドライバーは声から世界の絶望が漏れ出していて切ない。

 

『Fear Of The Dawn』Jack White

彼のことはハイセンスだけど都合良くデジタルとアナログで線引きをする懐古主義な人と思っていたので、こうデジタルに振り切ったことをするのは意外だったし、コテコテなメロディーなのもとても私好みで今までの偏見を詫びたい。

 

『It's the moooonriders』ムーンライダーズ

間違いなく今年を代表する傑作。「再開発がやってくる、いやいや」を聞いてくださいよ、ねぇ。

 

『Zeit』Rammstein

コロナによるツアーの延期が新譜を生み出したという事実は、感染したリンデマンが緊急搬送されるレベルの重症だったことを差し引いてもなお口元の笑みを隠しきれないことである。トレモロリフでシューゲイザーチックになったりオートチューンを使ったり、新機軸もあるが、移民排斥を歌った「Angst」の暴力的なリフの刻みとリンデマンの唸りには生涯ヴィラン芸をやって社会を攪拌していく頼もしさがある。ここ10年で聞いたアルバムでは、多分Bowieの『★』の次に再生回数が多いです。

 

「Le jardin des larmes (feat. Till Lindemann)」ZAZ

リンデマンによる女性とのデュオ。バイオリンの伴奏による曲などバンドサウンド以外で歌うリンデマンは優れたボーカリストであり、PVのヤバい奴感を見なければこの曲も甘く切ないバラードで済んでいただろう。

 

『Grün und Blau』Feeling B

無駄にギターの音が重くて脱力ボーカルのパンクバンドがRammsteinの前身バンドと認識するには無理がある。

 

「LOVE VS. LOVE」ENDRECHERI

アルバムだと事務所がフィジカルと同日にリリースしてくれないからということで歌詞も英詞にして気合を入れて出したR&Bに見せかけたしっかりキメるところはキメるファンクナンバー。今の彼を代表するスネアの軽さが心地よい。

 

『Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios』宇多田ヒカル

『BADモード』よりむしろこちらが本番と言えば失礼だが、生楽器における解釈こそがヒッキーの持つセンスの奥深さを示す最も明らかな場所だと思う。

 

『1st Congregational Church Of Eternal Love And Free HugsKula Shaker

いつも通り最高のリフだぞ〜聞け〜

 

『Honestly, Nevermind』Drake

「なぜDrakeは日本で人気がないのか」と呟いたら、フォロワー外から「顔でしょう」と言われた。

 

『CLOSURE / CONTINUATION』Porcupine Tree

ポップに突き進んでいたSteven Wilsonが何を思ってプログレに回帰したのか分からないが、普通に良い。逆に言えばあえてプログレをしたい執念みたいなものは分からなかった。Gavin Harrisonのドラムがあれば僕は幸せさ。

 

Iannis Xenakis, Vol. 5: Electronic Works 1』Iannis Xenakis

ヤベー(ヤベー)。

 

「ひとり go to」吉田拓郎

堂本剛が編曲とギター担当。曲を喰わないようにしつつ、自分の色を滲ませるファンク節とフォークが入り混じる意欲作。

 

「Soundtrack Life」Eric Johnson

ずーーーっと好きだった曲が音源化されて嬉しい。この曲のクリーントーンを聞くと人生を続けていきたくなる。

 

『PLASMA』Perfume

一分の隙もない大名盤じゃないか!!

 

「Twistin' U.S.A.」King Uszniewicz And His Uszniewicztones

まあ、聞いてください。

 

『Viento』LAWRENCE ENGLISH

フィールドレコーディングはあまり聞いたことがなかったが、これはいい。大雨で窓がギシギシいったりトタンか何かがカンカンぶつかってしているだけなのだが、入ってくる情報の多さに飽きることがない。

 

「Blinded (feat. Ani DiFranco)」Donny McCaslin

Bowieとの共演によりポピュラーミュージックへの接近を強めた彼のフィールドワークの一つの集大成。

 

『Opening』Tord Gustavsen Trio

北欧ジャズはいいぞ〜。

 

『SiX BY SiX』SiX BY SiX

こういうおじさんのコッテリプログレハードばかり聞いていたい時が君にもあるだろ?

 

「1111111 ~One Another's Colors~」ENDRECHERI

この曲でブログを書いたが公開されるか分からない。

 

「Patient Number 9 (feat. Jeff Beck)」Ozzy Osbourne

天下のJeff Beckのヨレたギターソロと本当にヨレヨレのOzzyの共演がアツい。長生きしてほしい。

 

『Lulu』Lou Reed & Metallica

世間にここまで嫌われたコラボレーションアルバムもないだろうが、Louのバックバンド以上の存在感を見せないがメタルバンドとして一才妥協せずアウトロー界の大先輩にラブコールを送るMetallica、そして最初はヘヴィメタルそのものを嫌っていたがMetallicaに自分の音楽を任せようと決意したLou。安直な共演にせず、スラッシュメタルの上にヘロヘロのボーカルを乗せた「Mistress Dread」もあれば、メタルをノイズミュージック的に解釈してしまった「Little Dog」と、ポストモダン的批評をよりラディカルにした前衛的な美学を聞くことができる。

 

『Autofication』Suede

ドラムカウントから始まる曲が多い。ライブバンドとしての魅力とダークでコテコテなメロディを出し惜しみせず引き出す中堅バンドの美しい新譜。

 

『Doggerel』Pixies

人は90年代のアルバムの話ばかりするが、再結成後以降のアルバムが軒並み傑作揃いの話もするべきだぞ。

 

「祝福」YOASOBI

この歌詞、最終話まで見たらどう聞こえるんでしょうね...

 

『Nasty Music』The Rolling Stones

バンドのブートの代表作。Mick Taylorの全盛期でギターソロが炸裂。結局この時期が一番良かったと言われてもそれを懐古厨と戯言として否定できないエネルギーがある。

 

『Only the Strong Survive』Bruce Springsteen

本人すら自分のポテンシャルに驚くほどに、70を越した彼の歌声はまだまだ力強い。カバー集となると企画盤感があるが、もはや全部自分のレパートリーとして取り込んでいる。これは完全新作である。

 

『The Flower, The Bird and the Mountain』The Kyoto Connection

一目惚れならぬ一聞惚れ。

 

『M.I.D. The First Annual Report of LAUSBUB』LAUSBUB

サイコ〜

 

「Semeton 10 Ton」Gabber Modus Operandi

LAUSBUBの人たちの褒めていたインドネシアガムランガバ。サイコ〜。

 

「MYND」ENDRECHERI

もはや今まで聞いたことのない音がしていてヤバい。この人はポーズじゃなくてマジの「自分らしさ」を体現している...

 

「ポストずんだロックなのだ (VOICEVOX:ずんだもん)」世界電力 - world elec.

他の曲で服を着ていなくて興奮した。

 

『Exception (Soundtrack from the Netflix Anime Series)』坂本龍一

数日ごとに彼の残された時間を考えてはとても辛くなっているが、それとは別に病床で作られた音楽はいまだに新しさが生み出され続けている。集大成的なものより日々新しくなっていく頭の中を私は見たいよ。

 

『Cub』Wunderhorse

素朴に良くてビックリした。

 

『愛と調和』SUGIZO

タイトルにビックリしても、作品のレベルの高さへのビックリには全く及ばない。

 

『18』Jeff Beck & Johnny Depp

Johnny Deppの持ってきた自作曲には苦笑いしてしまうが、スタンダードナンバーを気持ちよく歌う彼と、恐れ多い名曲を危なげなく自分のものとして弾きこなすJeff Beckの相性はとても良い。

 

『From Genesis to Revelation』Genesis

めちゃくちゃよくてビックリした。

 

『FOREVERANDEVERNOMORE』Brian Eno

声に深みが増していて深淵な世界をリードしていた。声までこんなイケ爺になるなんて思ってなかったぞ...

 

Paul McCartney's Standing Stone』 London Symphony Orchestra & Lawrence Foster 

サーポールのクラシック作品の中では一番良かった。意外とポップなメロディーラインは入れてこないのね。

 

『Will Of The People』Muse

曲の尺もアルバムも短いのはミーハー的バンドだからそういうものだとしてそこまで不満ではないが、「Euphoria」が聞けたので個人的には満足です。

 

『曇ヶ原』曇ヶ原

ミヨシしょうみ、ジャパグレ分からないね‼️‼️けど、これはヤバい!!?!!?

 

『TIGHTROPE」9mm Parabellum Bullet

「『The World』が最高傑作」というオタク、最高というからには全アルバム聞いたんだよね?

 

「Puzzle (feat. Adrian Belew)」 Todd Rundgren

アイライキおじさんがボーカリストとして起用されている珍しいパターン。

 

「Lux Æterna」Metallica

期待しかない。

 

『effector』androp

こんなに最高のコンテンポラリーバンドになっていたってなんで誰も教えてくれなかったの!?ねえ!!!!

 

『fab』 androp

最高...

 

『ultratronics』ryoijikeda

人が年間ベストアルバムを出し始めてからこういう大名盤が出てくるので、年が変わるまでは私は決めません。

 

『Hubris』Oren Ambarchi

Pt. 3ヤバすぎ。

 

「Levitation 21」Tigran Hamasyan

なぜ私はこのアルバムを聞き流していたのか。

 

「Voyage voyage」Desireless

最高の80sサウンドです。フレンチポップでデジタル要素絡んだ名曲、あんまり知らないな。

 

『アイランド』明日の叙景

やっば。