直截の時間(募集中)

気ままに書きます。勉学(課題の超過)によって停滞する可能性あり、タイトルは募集中だし良いのがあれば変える。

2023/12/01

昨日の退勤前に慌てて残した伝言が言葉足らずで朝に反省会。失礼ながら仕事始まってきたなという感慨。まぁ、大企業ならまだ研修中で実務をやってすらないかもしれない段階なので居直ることにする。やれたと思ったらやれてなかった系のお叱りなので。

 

いつもより疲労ピークが前倒しに来たのでローテンションでさっと帰る。

 

Peter Gabrielの新譜『I/O』が出たので本を読まずに音に集中して帰ることにする。ちなみに朝は金馬。

視聴済みの最初の4曲で既に期待していたが、やはり異形の才人だと思う。年齢の割に軽やかに、と表すとどうにも軽薄な。音を粒子の伝達として捉える老師と喩えるべきか。コンテンポラリーなR&Bからスタジアム映えするアンセムまで、音の細部に至るまで練り込まれたタペストリーなアンサンブルと大味な鍵盤音とが同居する、奇妙な旅である。ここまでアッパーな直球の曲が何曲もあるのは嬉しい誤算である。

やはり、20年のブランクは長い。00年代と10年代のインディーサウンドを牽引したArcade FireとBon Iverのリスペクトを浴びているだけに、せめて2010年前後にもう一枚あれば、バンドにもリスナーにもpitchfork的文脈の源流のドンとして慕われていたように思う。ロックのレジェンドが出したという区画整理がされるにはあまりにもコンテンポラリーすぎるし、waap系列の音楽体験ができると認識されていなさすぎるようにも思う。

 

こんな身を震わせる体験をしていると、例年喧嘩を吹っかけてきた年内のベスト作品総締め現象に輪をかけて挑発したくなるものである。昨年も12月に聞いた池田亮司の新作が一年間を代表する出来であった。あなたたちにもあなたたちなりの池田亮司Peter Gabrielがいるでしょう。安直なメディアの年末商法に振り回されてはならない。

 

明日も労働。セブンのつけ麺には肉がなかった。